Slowly Quickly とは
朝と夜があるように、喧騒と静寂があるように、すべてのことは異なるバランスで成り立っています。
そしてそれは、雨が降ったあとに虹がかかる青空があるようにつながり合い、絶妙なバランスで成り立っています。
だから、きっとどっちも必要で、ひとつの側面だけを見て一喜一憂するのではなく、不恰好なステップでも、そのバランスという名のリズムに身を委ねて踊ることを楽しむように、表現することと日々の暮らしとが溶け合う中で出会う様々な出来事を、心の中の揺らぎにあらがわずに楽しんでいくための、ものづくりの活動の名前なのです。
ある時はのんびりと。
ある時は俊敏に。
Slowly Quickly でやりたいこと
憧れは、自分のおばあちゃん。
暮らしの中を心地よく楽しくするためのものを、なんでも自分で手作りしていました。
そしてそれは、誰かを思い、誰かの何かに役立つものでした。
また、手間をかけて繕い直しながら、長くずっと使っていけるものでもありました。
いつしか自分がものづくりをするようになって、自分はどんなものづくりがしたいんだろうかと考えた時、ふと「私はおばあちゃんみたいになりたいんだ」と気がつきました。
暮らしの中で役立つもの。
使う時に嬉しくなるもの。
愛着を持って使い続けられるもの。
おばあちゃんが楽しそうにいろんなものを作っていたように、自分の手を動かして、誰かの何かに役立つような、そしてそれを持っているとちょっと嬉しくなるような、 Slowly Quickly を通じてそんなものづくりをする人になりたいと思っています。
ものづくりの考え方
Slowly Quicklyでは「必要な方に、必要な分だけ」という考え方のもと在庫を持たず、ご注文いただいた分だけをひとつひとつ丁寧に、手間と時間をかけてお作りさせていただきます。
そのため、商品をお届けするまで少しお待ちいただきますが、羊毛素材の手触りと、世界に1点しかないというハンドクラフトの醍醐味を、お手元に届くまでの時間と合わせて楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
ハンドクラフトと、本や音楽とか
「もの」は、使う人それぞれの暮らしの中の物語とともにあります。
だから、ただ「ものをつくる」だけではなく、「もの」と好きな「こと」、たとえば本とか音楽とかとつながったり、そこから新しい何かが生まれる、そんな「ものづくり」をしていきたいと考えています。
Slowly Quickly が目指しているのは、心地よい「こと」と「もの」がつながって「ものづくり」や「ものがたり」生まれる暮らしであり、つながった先にある新しい楽しみや表現のカタチを発見することです。
Slowly Quickly のブログでは、ひとつひとつのアイテムと共に、そこからインスピレーションを得てつながった本や音楽のことなどを、日常の些細なアレコレとして綴っていきます。
このブログを通じて、お気に入りのアイテムを見つけるヒントにしていただいたり、Slowly Quickly のサイトを訪れてくださった方々それぞれの暮らしの中の場面場面に、新しい物語が生まれるきっかけづくりのお手伝いができることを願っています。