コースター | 錆青磁 × デラウェアと、若松英輔『悲しみの秘儀』
未知の世界に触れるとき
まだまだ消化しきれずにいる。
終わらない夏休みの宿題みたいな本なのだ。
言葉を介して人は
何とつながろうとしているのだろうか。
他者とかかわるその前に
人は
自分自身のことさえも言葉にすることが出来ないことがある。
自分自身のことなのにそれを
どうやってあらわしたら良いのかわからないけれど
ひとりで抱えておくにはあまりにも大きすぎるとき
言葉という道具を用いて世界へと放出する。
もしくは
一旦身体の外へと押し出し
返事が戻って来るかどうかもわからない自分自身への手紙を待つように
いつか答え合わせができる時を
その時を待つのかもしれない。
それは
とてもしんどくもあり
反面
とても純粋な行為のような気がする。
心にもないヘラヘラした薄ら笑いのような言葉は
他人ではなく
そのことに気がついている自分自身を萎えさせる。
できるだけ
できるだけ
心と言葉の距離が離れずにいられますように。
著 / 若松英輔『悲しみの秘儀』文藝春秋、2021年
コースター | 錆青磁 × デラウェア
おうち時間が楽しくなるコースター(4枚セット) です。
錆青磁のような灰がかった青緑色と、デラウェアのような赤紫色を掛け合わせました。
縮絨の際にそれぞれの色が混ざり合い、毎回異なる1点ものの風合いに仕上がります。
※縮絨とは、羊毛表皮にある鱗状のスケールといわれる部分が湿度や摩擦などによって絡み合いフェルト化することです。
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コースター |錆青磁 × デラウェア
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