ブックカバー | 銀鼠と、ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』
色が持つイマジネーションの力
こんなに色彩を感じられる物語はあるのか
というくらい
『うたかたの日々』は色に満ちている。
美しさを象徴するような色だけではなくて
不安な足音を想像させる色も
同じように存在している。
それは
美しい睡蓮が泥の中で咲くように。
水面の泡のように
気づいた時には儚く消え去っていくものがある。
それは
往々にしてとても大切なものだったりする。
登場人物たちに
いつも優しく寄り添い見守っていた勇敢なハツカネズミに敬意を表して。
あ、
この小説を原作に描かれた
岡崎京子さんの『うたかたの日々』も素敵です。
著者 / ボリス・ヴィアン、訳者 / 伊藤守男『うたかたの日々』早川書房、2007年
著者 / 岡崎京子『うたかたの日々』宝島社、2003年、(初出誌 / 月刊『CUTiE』1994年8月号〜1995年7月号)
ブックカバー | 銀鼠
本に寄り添う柔らかさと機能性を備えたシンプルなデザインのブックカバーです。
ナチュラルウールのマーブル感のあるシルバーグレーをベースに、下部にナチュラルウールのグラデーションを配しています。
縮絨の際にそれぞれの色が混ざり合い、毎回異なる1点ものの風合いに仕上がります。
※縮絨とは、羊毛表皮にある鱗状のスケールといわれる部分が湿度や摩擦などによって絡み合いフェルト化することです。
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