ブックカバー | 野苺と、筒井康隆『パプリカ』
動の中の静、静の中の動
江頭2:50 の「取って、入れて、出す」の動きが大好き。
たしか以前えがちゃんが
あれを「動と静」の表現だと説明していたような気がする。
それを聞いてえらく得心して
座右の銘のひとつに追加したくらいだ。
あの動きは緩急が大事です。
筒井康隆の『パプリカ』は
まさに
動と静のスペクタクル。
夢と現実
意識と無意識
善と悪
からだと精神
夢探偵の主人公パプリカを媒介に
二重構造はごちゃ混ぜになって
真っ赤な炎のように
どんどんどんどん熱を帯びていく。
そして
迎えるラストの静寂。
これは覚醒の物語。
自分にとっての覚醒スイッチは
いつも
思いがけないところからやってくる。
著者 / 筒井康隆『パプリカ』新潮社、2006年
ブックカバー | 野苺
本に寄り添う柔らかさと機能性を備えたシンプルなデザインのブックカバーです。
野苺のような深みのある赤色をベースに、下部にナチュラルウールのグラデーションを配しています。
縮絨の際にそれぞれの色が混ざり合い、毎回異なる1点ものの風合いに仕上がります。
※縮絨とは、羊毛表皮にある鱗状のスケールといわれる部分が湿度や摩擦などによって絡み合いフェルト化することです。
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