ブックカバー | アイビーと、池谷祐二・糸井重里『海馬 脳は疲れない』
不思議な生き物
緑色にはリラックス効果がある。
だからなのか。
脳の研究をされている池谷祐二さんと
コピーライターの糸井重里さん
おふたりの対談で構成されている
『海馬 脳は疲れない』は
装丁が緑色。
脳の話って難しそう
という懸念は
「だって糸井さんだから」
という理由で最初から全くなく
ちょいちょい挟み込まれる図解も
シンプルでわかりやすくてカワイイので
スイスイスイ〜と読み進めていける。
おまけに
章ごとにまとめもあったりして
ものすごく親切。
この本は当時単行本で購入して
(今は文庫も出ています!)
カバンの中に
仕事の書類なんかと一緒に放り込こんで
通勤の行き帰りの電車で毎日読んでいた。
あまりにも
ほっほ〜と声に出して頷きたくなる内容が満載で
電車の中でひとりニヤニヤしながら
時には
吹き出しそうになる笑いをこらえながら
ついつい驚いて漏れ出た声に
慌てて口を押さえたりしながら
たまに同僚に発見されて照れたりしながら
そんなこんなで
かなり楽しんで読んだ記憶がある。
楽しいは
心がリラックスするスイッチだ。
だけど
あんなにワハハハ読んでいたのに
悲しいかな
人は忘れてしまうのですね。
いやでも
忘れることは
必ずしも悲しいことばかりとはかぎらないぞ。
なんてことをぐるぐる考え出したら
もう一度
この本を読みたくなってきた。
ふむふむ
脳は
人間は
まだまだ未開の可能性に満ちているみたい。
著者 / 池谷裕二・糸井重里『海馬 脳は疲れない』朝日出版社、2003年
ブックカバー | アイビー
本に寄り添う柔らかさと機能性を備えたシンプルなデザインのブックカバーです。
光をいっぱい浴びた植物のような濃い緑色をベースに、下部にナチュラルウールのグラデーションを配しています。
縮絨の際にそれぞれの色が混ざり合い、毎回異なる1点ものの風合いに仕上がります。
※縮絨とは、羊毛表皮にある鱗状のスケールといわれる部分が湿度や摩擦などによって絡み合いフェルト化することです。
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