世界は不確かで出来ている

 

科学をもってしても

絶対って

やっぱりないんだな。

なんてことをあらためて知った。

 

人は未知のものを知りたくて

「ひょっとしたらこれが答えなんじゃない！？」

みたいないくつものひらめきが

歴史の大きな波の中で

光が当てられては賛同され

また別の新しいひらめきによって闇に消えたりしている。

 

同じ本をわりと何度も繰り返し読むんだけれども

それは

毎回違う発見があったりするのが楽しいわけで

それでまた今回

じっくり読み返してみてめちゃめちゃ面白かった。

あれ

前もこんなに面白かったっけ？みたいな。

 

そりゃ

前に読んだ時とは考え方とか環境とか変わってるしな。

 

見方が変わると見えるものも変わる。

 

私は同じ私なはずなんだけれど

前にこの本を読んだ時の私と

今回この本を読んだ私は

同じ私？

それとも違う私？

 

そもそも

同じってなんだろう。

違うってどういうことだろう。

 

世界はとても曖昧で

どの視点で捉えるかによって

人の数だけ

いくつもの価値観が存在する。

いや

自分自身でさえも

ちょっとした刺激によって価値観は変わるものだ。

 

結局のところ

正しいも間違ってるも大いなる辻褄合わせなのかもしれない。

 

ならば

この不確かで曖昧な世界で生きていく私たちにとって

「何が大切か」を分かっている

ということが

やっぱりとても大切になってくるんだと思う。

 

そして誰かと

同じ場所で同じ夕陽を見ても感じる「美しい」は同じではないなら

それを丁寧に伝えあったりしながら

違うことを楽しめる心をもっていたいと思う。

 

 

 

著者 / 飲茶『哲学的な何か、あと科学とか』二見書房、2017年

 

 

 　　　
 　
 　　

コースター ｜ タンジェリン × アイビー

 

おうち時間が楽しくなるコースター（４枚セット） です。

 

南国のフルーツのような濃いオレンジ色と、光をいっぱい浴びた植物のような濃い緑色を掛け合わせました。
縮絨の際にそれぞれの色が混ざり合い、毎回異なる１点ものの風合いに仕上がります。

※縮絨とは、羊毛表皮にある鱗状のスケールといわれる部分が湿度や摩擦などによって絡み合いフェルト化することです。

 

 

 

 

 

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